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ペアレントトレーニングで変わる親子関係
何でできないの?と思っていた私
長男が小学生だった頃の私は、とにかく怒ってばかりの母でした。
「早くして!」「何回言ったら分かるの!」「また忘れ物?」「いい加減にして!」
今思えば、一日中そんな言葉をかけていたように思います。
ちゃんと育てなきゃ。将来困らないようにしなきゃ。
そんな思いが強いほど、できないところばかりに目が向き、親子でイライラ、イライラ・・・そんな毎日でした。
今だからこそ思います。
一番変わる必要があったのは、子どもではなく私だったのかもしれない。と。

私がペアレントトレーニングは必要だと思う理由
最近では、「ペアレントトレーニング」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
名前だけ聞くと、「親が訓練される?」「子どもをしつける方法を学ぶ?」というイメージを持たれる方もいらっしゃるかもしれません。
でも実際はそうではありません。
子どもを変えるためでなく、親の関わり方の引き出しを増やしていく学びです。
実は私自身、ペアレントトレーニングを受けて子育てが変わったわけではありません。
私が変わるきっかけになったのは、コアヴィレッジを創り、この事業を始めたことでした。
監修者の五藤先生から発達支援について学び、素晴らしいスタッフから学び、そして多くの保護者の方のお話を聞く中で、「どうしたらできるようになるか」ではなく、「この子には何が難しくて、どう関われば力を発揮できるんだろう」と考えられるようになったのです。
その視点を持てるようになってから、不思議と親子関係まで変わっていきました。
でも、ふと思ったんですよね。
私は、仕事だからこそ、日常的に学ぶ機会があります。
五藤先生、そのご縁で出逢った著名な教授に相談できる。
スタッフと話し合える。
たくさんの子どもたちから学べる。
そんな環境があったからこそ、少しずつ変わることができたのです。
一方で、多くのお母さん、お父さんは、悩みながら子育てをされています。かつての私のように。
「これでいいのかな」「どう声をかけたら良いのだろう」
そんな不安を抱えながら、毎日頑張っています。
だからこそ私は、ペアレントトレーニングには大きな意味があると感じています。
ペアレントトレーニングは、親を変える場所でも、親を責める場所でもありません。
子どもの特性を知り、その子に合った関わり方を一緒に考える場所です。
コアヴィレッジでも、保護者の皆さまが一人で悩まず、安心して学び合える場所としてペアレントトレーニングを行っています。
子どもが変わることを目指すのではなく、親子が少しでも笑顔で過ごせる時間を増やすこと。
それが、私たちが大切にしているペアレントトレーニングです。
また別の記事で、「褒めること」が、なぜ子どもの成長につながるのかについて、書いていきたいと思います。


五藤博義
学習⽅法研究者
学習環境について⻑年、研究開発を続ける。複数の⾃治体で特別⽀援教育担当教員研修の講師や都⽴特別⽀援学校の外部専門員(アセスメント)を務めた。ベネッセコーポレーションニューメディア研究所⻑などを経て現在、レデックス株式会社代表取締役、主幹研究員。コアヴィレッジでの発達障害支援において全般的な監修を行う。
