コアヴィレッジ監修者の五藤博義氏には発達障害の知識ページも監修を受けております。正しい知識をたくさんの保護者様へお届けしたく、コアファイズ代表の山田が執筆しているページです。

~親子の信頼を育てるスペシャルタイム~

一緒にいる時間=向き合ってる時間?

子どもとは毎日一緒にいる。

 

でも、その時間を振り返ってみると

「早くして!」

「宿題やった?」

「お風呂入って!」

「もう寝る時間!」

・・・・あれ?指示ばっかりな私(笑)

 

子どもと過ごす時間はたくさんあっても、何も教えず、何も注意せず、ただ一緒に楽しむ時間って、意外と少なかったなと思います。

 

ペアレントトレーニングには「スペシャルタイム」という考え方があります。

 

難しいことをするわけではありません。

 

15~20分ほど、子どもと二人で、子どもが好きな遊びを一緒に楽しむ時間です。

 

ただし、一つ大切なポイントがあります。

 

この時間の主役は子どもです。

 

「こうしたら?」

「それ違うんじゃない?」

「ちゃんと片づけてね」

・・・つい言いたくなりますw

 

が!スペシャルタイムでは少しお休みを。

 

親が教える時間ではなく、子どもの世界に入って、一緒に楽しむ時間にします。

15分だけ、子どもに主導権を渡してみる

遊びながら、

「そんな風に作ったんだね」

「最後までできたね」

「それ面白いね!」

「一緒にやると楽しいね!」

 

そんなふうに、子どもの行動に興味を持ち、認める言葉を伝えていきます。

 

前回のコラムでもお話した『ほめる=認める』の実践にもなります。

 

毎日忙しい中で、子どもとの時間をもっと作らなきゃと言われると、それだけで親にはプレッシャーですよね。

 

だから、長い時間でなくて大丈夫。

 

毎日でなくても、あらかじめ、この日はスペシャルタイムにしようと決めて、15分だけ、スマホも家事も置いて、子どもだけを見る。

 

それだけでも、子どもにとっては特別な時間になります。

 

子どもにとっての『スペシャル』は、特別な場所へ連れて行ってもらうことでも、高価なものを買ってもらうことでもありません。

 

“お母さん、お父さんが、自分だけを見てくれている”

 

そんな時間が、安心感につながり、親子の信頼関係を少しずつ育てていきます。

 

そしてこれは、子どものためだけの時間ではないのかもしれません。

 

普段はついつい「できていないこと」に目が向いてしまう私たち親が、子どものかわいいところ、面白いところ、成長しているところを改めて見つける時間にもなると思います。

 

まずは15分。

 

是非、ご家庭でも「スペシャルタイム」を作ってみてください。

 

監修
五藤博義

五藤博義

学習⽅法研究者

学習環境について⻑年、研究開発を続ける。複数の⾃治体で特別⽀援教育担当教員研修の講師や都⽴特別⽀援学校の外部専門員(アセスメント)を務めた。ベネッセコーポレーションニューメディア研究所⻑などを経て現在、レデックス株式会社代表取締役、主幹研究員。コアヴィレッジでの発達障害支援において全般的な監修を行う。