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「集中できない」は、本当に集中力の問題?
集中できないのに、集中できる??
ADHDのお子さんについて、「うちの子、集中力がないんです」というご相談をよく頂いてきました。
でも、実は、ADHDの特徴は単純な「集中できない」ではないんですよね。
例えば
◆宿題は5分で飽きる
◆授業中はキョロキョロする
◆人の話を聞いていないように見える

一方で
◆ゲームは何時間でもできる
◆好きな本は止めても読み続ける
◆興味のあることは驚くほど詳しい
ということも少なくありません。
「集中できないのに、集中できる?」
なんだか矛盾しているようですが、これがADHDの面白くも難しいところなんですよね。
ADHDは、集中力がないというよりも、
“集中のコントロールが苦手”
と考えると分かりやすいかもしれません。
必要な場面で集中を続けることが難しかったり、逆に好きなことには集中しすぎて周りが見えなくなったり。
私自身も、あと5分だけ!のつもりが気づけば数時間経っていることがあります(笑)

「聞いているつもり」が誤解を生むことも
また、「聞いているの??」と思った経験ありませんか?
本人は聞いているつもりでも、注意を切り替えるのが苦手なため、周囲からは聞いていないように見えてしまうのです。
こうした姿は、やる気や性格の問題ではありません。
大切なのは、どうしたら集中しやすくなるのか。
何なら力を発揮しやすいのか。
を一緒に探していくことだと思います。
ADHDの特性は、困りごとになることもありますが、見方を変えれば「好きなことに深く没頭できる力」でもあります。
ちなみに私も昔から「聞いているの?」と言われることがありました。
今でも時々長男長女に、「お母さん!聞いてる!?」と言われます笑
たくさんの子どもたちが、自分の得意な集中の使い方を知り、その力を活かせるようになること。
それも支援の大切な役割だと感じています。


五藤博義
学習⽅法研究者
学習環境について⻑年、研究開発を続ける。複数の⾃治体で特別⽀援教育担当教員研修の講師や都⽴特別⽀援学校の外部専門員(アセスメント)を務めた。ベネッセコーポレーションニューメディア研究所⻑などを経て現在、レデックス株式会社代表取締役、主幹研究員。コアヴィレッジでの発達障害支援において全般的な監修を行う。
